【腰痛】予防と対策法

歩いたり座ったり、何らかの作業を行う、睡眠をとる時には横になる姿勢になるなど、日常生活では腰を常に使っていると言っても過言ではありません。
腰という文字通り、体の要となる部分ではありますが、腰痛などに悩まされる方は決して少なくありません。腰の治療が簡単ではないのは、人間は腰を常に使っている事に加え、生活をするための動作には欠かせない部位となっている事が大きな理由の一つでしょう。

腰痛が起こるのはなぜか

人の背骨の形状はほとんどまっすぐなのですが、衝撃に耐えられるようになど、様々な理由はありますがややS字に曲がりつつ体を支えています。
腰への負担は頭部など上半身の重さが集中し、さらに何かしらの作業を行う際には「前かがみ」になり、動作を行われるのが多いです。

さらに、中腰の姿勢をとったとき、腰には通常の3倍近くもの圧力がかかるものなのです。
そのことから、それらのような腰に負担のかかる姿勢をとったり、動作を行ったりする事が多い方ほど、腰への負担が蓄積し、腰痛を起こしやすくなる心配があります。
また、腰の周辺の筋肉は、加齢及び運動不足などが原因で衰えやすくなっています。
診察を行ったり、レントゲンなどの検査だったりするもので異常が発見できない腰痛に関しては、姿勢や動作、あるいは筋力の低下が原因として考えられます。

そして腰痛の原因は姿勢や動作、筋力の低下に限った事ではありません。いくらかの症例をもつ患者を並べた際、原因が明確である椎間板ヘルニアに関しても痛みの有無には個人差があります。
痛みがどのように発症するのかは個人差があるものの、このような痛みに関してはストレスなどの精神的な部分が影響しているケースが少なからずあるのです。

ストレスによる腰痛

比較的痛みを強く感じられる場合、それにはストレスの度合いが大きいという特徴があります。
近年ではそれに加えて、ドーパミンシステムとよばれる脳の仕組みが痛みをコントロールしているということが科学的にわかってきました。
これは本来であれば痛みを感じる状態でありながら、痛みを抑制する働きのあるドーパミンが大量に分泌されていると、痛みを軽減させて身を守るという脳に備わっている機能の一つです。

ですが、日常生活においてストレスを受け続けている環境が続くと、脳内物質が分泌されるバランスが崩れてしまう事があります。
それにより、この痛みを軽減するシステムが正常に働かなくなってしまうのです。
ドーパミンの分泌量が減少すると痛みを抑えるのが難しくなり、さらに痛みを強く感じるようになります。
加えて、その感じている強い痛みがさらにストレスとなってしまう事で、ドーパミンの分泌量がさらに減少し、慢性的に痛みを伴ってしまうという悪循環が起こる事があるのです。

このような痛みの悪循環などを防ぐには、まず日常的なところからの解決法を知るのが良いでしょう。
座った時にはまず背筋を伸ばすようにします。
胸を反らした状態にし、息を吐くのと一緒に背筋を元の状態に戻していきます。
そうすると、腰が前を向いているような姿勢で固定するのがわかります。

慣れるまでこの動作をするのが上手に出来ないという事もありますが、繰り返しやっていく事により、背筋をしっかり伸ばせるようになります。
この腰がしっかりしている状態でいると、腰への余計な負担は減ってくれるため、体をゆっくり休ませる事が出来るのです。

さらに、繰り返し行っていくと体のラインがまっすぐになりやすく、日頃からの姿勢が良くなりやすいというメリットもあります。
悪い姿勢から良い姿勢へと変える事で、精神的な安定感を得られるほか、ストレスを受けづらくなります。
そうして、ストレスを受け流しやすい体を作れるので、腰への負担を大きく減らす事に期待できます。

Comments are closed.