胃潰瘍は消化性潰瘍といわれ、強力な消化液の胃液(攻撃因子)と胃壁を守る粘液(防御因子)のバランスが崩れることで胃液が強くなりすぎ、胃の粘膜を破壊してしまうことで起きるとされています。
この消化をしてくれる胃酸と胃を守る粘液はストレスの影響を非常に受けやすく、ストレスで調子が悪くなっているとバランスを乱しやすくなってしまいます。

胃潰瘍の症状とは

この胃潰瘍では主に痛みを感じることが多く、みぞおちの痛みや空腹時の痛み、食事後の痛みといったもののほかにも酸っぱい水(胃液の薄いもの)が上がってくることやげっぷをすることもあります。
ほかに吐き気、嘔吐(悪化すると吐血)、胸焼けや背中の違和感、便に黒色の血便が混じるといったものがあげられます。

十二指腸潰瘍は若年者に多く、胃潰瘍は40歳以上に多くなっています。
原因は胃酸の出過ぎ、粘液不足、バランスが崩れたことによるものとピロリ菌の関与があげられます。
ピロリ菌は胃潰瘍の患者の7割もが持っているものですが、日本人は多くの方がこの菌をもっており、体内での環境がピロリ菌に対して都合が良くなると起こるとされています。

まだこの菌については分かっていないことも多いですが、一番の原因としては胃酸の出過ぎ、粘液不足、バランスが崩れたことによるもの。
これらはすべてストレスに影響されてそれぞれの制御が効かなくなったことによるものです。
実際に一番影響が大きいとされているのは菌よりもこのストレスによるものだという主張が多く、現状こちらが主流となっています。

ストレスによる胃潰瘍を軽視しない

ストレスによるものだからそこまでひどくはならない、と考えるかもしれませんがそんなことはありません。
バランスが崩れる。
それも胃は栄養を吸収するのに大切な役割があり、その仕事は食べ物を溶かして吸収しやすくすることです。

そのため、体の中でも特に危険な部分を担っており、そのバランスが崩れれば本来溶かさないような強さにするはずの胃酸を強くしてしまうといったことが起きます。
初めは胃が溶かされて痛む程度かもしれませんが、侵食されるにつれて穴が開いたりすると便秘に血が混じったり、吐血するようなことへなります。

そうならないためにはまず生活リズムを整えることから始めていきましょう。
人間にとって睡眠をとるということはとても重要なことです。
そのため、十分な睡眠がとれていない場合は体の制御をうまく脳がとることもできずに胃に穴をあけるような事態へとつながってしまいます。

そのために、寝る時間と起きる時間を統一するとから始めましょう。
生活のリズムはある程度決まったことをすることで体がその行動の前に準備をし、体に負担をかけない、素早くその行動へ移るといったことができます。
そうすることで自分への負担を減らし、より効率的に時間を使いながらも体調を整えることへとつながります。

現代はストレス社会と言われ、様々なところにストレス要因となるものがあふれています。
その事が原因で、ストレス性の便秘を引き起こす事は誰にでもあるという事が言えます。

自律神経と言われるものには大きく2種類あり、それは「交感神経」と「副交感神経」の二つがあります。
この中でも大腸の「ぜんどう運動」を働かせる事に関係しているのが副交感神経です。
ストレスを受けると、交感神経を優位にしてしまいます。
そうすると、副交感神経の働きを低下させてしまう事に繋がるのです。
ストレスを受けている状態が続いてしまうと、ぜんどう運動の働きが悪くなったり、かえって過度に働いてしまい収縮がみられ痙攣を起こしたりする事もあるなど、腸に問題が起こってしまう事があります。

ストレスと便秘の関係

ストレスと便秘の関係で関連しているものとしては、痙攣性便秘です。
この便秘は大腸が痙攣を起こしているがために発症するもので、働きが悪くなるのが原因なのではなく、働きが過度になる事が原因で起こるものです。

市販で取り扱われている「便秘薬」及び「下剤」などに関しては、働きが悪くなった大腸を促進するのに効能のある成分が含まれています。
そのため、ストレス性の便秘の場合には、便秘薬及び下剤を服用すると、効果をほとんど期待できず、さらに状態を悪化させてしまう心配があります。

また、腸は神経で脳と繋がっている特徴があるため、脳にストレスや不安と伴うと、直接腸にも負荷がかかると言えます。
そうすると腸の働きに悪影響を及びしてしまい、便秘などの症状を引き起こしてしまう事に繋がるのです。

基本的にストレスが原因となる胃腸の不調や病気を解消するためには、自律神経が安定してくれるようなライフスタイルにする事が大切となります。

その中でも特に重要といえるのが「食事療法」や「運動療法」です。
治療の際に薬物療法を取り入れる事もありますが、ストレスが原因である症状の場合、根本的な解決には至らないというケースがあります。

日常生活においてさほど支障がないという場合には、セルフケアで対処する事も可能です。
しかし、仕事や学校、その他の外出に関して影響が出ている場合に関しては、できるだけ早めに専門医へと相談しにいくのが望ましいと言えます。

ストレスを解消するために

社会人などになると、運動する機会が減る事で「運動不足」に陥ってしまう事があります。
運動不足になると自律神経に不調を及ぼしてしまう事があり、それは副交感神経の活性化を妨害してしまう事となるのです。
また、自律神経のコントロールにおける難しい点は、過度に運動を行うとかえって悪影響を及ぼす事がある事です。

そのため、適度に汗をかけるような運動を、日常的に行っていく事が大切になります。
さらに、運動をする事によってストレスを解消する事に期待できます。
自律神経はストレスと関係深い存在にあるため、この辺りからも便秘解消に期待できるのです。

また、食事習慣を整える事も大切です。
基本は毎日に1日3食バランスの良い食事をするようにしましょう。
ここで、ストレスをためてしまう事がないように、人と楽しんで食べたり、苦手な場所で食事をしたりしないようにするのがポイントです。

そして時間を決めて規則的に食事をする事も大切です。
時間を決めて食事をするだけで、余裕を持った行動をしやすくなり、それによりストレスを受け流しやすい環境を作り上げる事ができます。
さらに食事では健康に必要となる栄養素をしっかり補給しましょう。

歩いたり座ったり、何らかの作業を行う、睡眠をとる時には横になる姿勢になるなど、日常生活では腰を常に使っていると言っても過言ではありません。
腰という文字通り、体の要となる部分ではありますが、腰痛などに悩まされる方は決して少なくありません。腰の治療が簡単ではないのは、人間は腰を常に使っている事に加え、生活をするための動作には欠かせない部位となっている事が大きな理由の一つでしょう。

腰痛が起こるのはなぜか

人の背骨の形状はほとんどまっすぐなのですが、衝撃に耐えられるようになど、様々な理由はありますがややS字に曲がりつつ体を支えています。
腰への負担は頭部など上半身の重さが集中し、さらに何かしらの作業を行う際には「前かがみ」になり、動作を行われるのが多いです。

さらに、中腰の姿勢をとったとき、腰には通常の3倍近くもの圧力がかかるものなのです。
そのことから、それらのような腰に負担のかかる姿勢をとったり、動作を行ったりする事が多い方ほど、腰への負担が蓄積し、腰痛を起こしやすくなる心配があります。
また、腰の周辺の筋肉は、加齢及び運動不足などが原因で衰えやすくなっています。
診察を行ったり、レントゲンなどの検査だったりするもので異常が発見できない腰痛に関しては、姿勢や動作、あるいは筋力の低下が原因として考えられます。

そして腰痛の原因は姿勢や動作、筋力の低下に限った事ではありません。いくらかの症例をもつ患者を並べた際、原因が明確である椎間板ヘルニアに関しても痛みの有無には個人差があります。
痛みがどのように発症するのかは個人差があるものの、このような痛みに関してはストレスなどの精神的な部分が影響しているケースが少なからずあるのです。

ストレスによる腰痛

比較的痛みを強く感じられる場合、それにはストレスの度合いが大きいという特徴があります。
近年ではそれに加えて、ドーパミンシステムとよばれる脳の仕組みが痛みをコントロールしているということが科学的にわかってきました。
これは本来であれば痛みを感じる状態でありながら、痛みを抑制する働きのあるドーパミンが大量に分泌されていると、痛みを軽減させて身を守るという脳に備わっている機能の一つです。

ですが、日常生活においてストレスを受け続けている環境が続くと、脳内物質が分泌されるバランスが崩れてしまう事があります。
それにより、この痛みを軽減するシステムが正常に働かなくなってしまうのです。
ドーパミンの分泌量が減少すると痛みを抑えるのが難しくなり、さらに痛みを強く感じるようになります。
加えて、その感じている強い痛みがさらにストレスとなってしまう事で、ドーパミンの分泌量がさらに減少し、慢性的に痛みを伴ってしまうという悪循環が起こる事があるのです。

このような痛みの悪循環などを防ぐには、まず日常的なところからの解決法を知るのが良いでしょう。
座った時にはまず背筋を伸ばすようにします。
胸を反らした状態にし、息を吐くのと一緒に背筋を元の状態に戻していきます。
そうすると、腰が前を向いているような姿勢で固定するのがわかります。

慣れるまでこの動作をするのが上手に出来ないという事もありますが、繰り返しやっていく事により、背筋をしっかり伸ばせるようになります。
この腰がしっかりしている状態でいると、腰への余計な負担は減ってくれるため、体をゆっくり休ませる事が出来るのです。

さらに、繰り返し行っていくと体のラインがまっすぐになりやすく、日頃からの姿勢が良くなりやすいというメリットもあります。
悪い姿勢から良い姿勢へと変える事で、精神的な安定感を得られるほか、ストレスを受けづらくなります。
そうして、ストレスを受け流しやすい体を作れるので、腰への負担を大きく減らす事に期待できます。

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